【成功事例あり】リファラル採用の効果とは?成功に導くポイントまとめ

【成功事例あり】リファラル採用の効果とは?成功に導くポイントまとめ

採用コストの高騰や人材獲得競争の激化により、多くの企業が新たな採用手法を模索しています。その中でも、社員の紹介を通じて候補者を募る「リファラル採用」は、コストを抑えつつ質の高いマッチングが期待できる手法として、近年ますます注目度を高めています。

しかし、 「制度は導入してみたものの、期待していたほど紹介が集まらない…」 「これから始めたいが、何から手をつければ成功するのか分からない」 といった悩みを抱える経営者や人事担当者の方も多いのではないでしょうか。

リファラル採用の成否は、単に制度を作るだけでは決まりません。成功している企業には、社員が「自社を友人に紹介したい」と心から思えるような、明確な理由と仕組みが存在します。

本記事では、これからリファラル採用を始める、あるいは既に始めているが課題を感じている企業の皆様に向けて、成功事例を交えながらポイントを徹底解説いたします。

リファラル採用がもたらす効果とは?

リファラル採用を導入することで、企業は具体的にどのような効果を得られるのでしょうか。ここでは主な効果をご紹介します。

採用コストを削減できる

最大のメリットは、採用コストを劇的に削減できる点です。求人広告媒体への掲載料や人材紹介会社への成功報酬といった外部コストが発生しません。 社員へのインセンティブ(紹介報酬)を支払う場合でも、外部コストに比べればはるかに安価に抑えられるケースがほとんどです。削減できたコストを他の採用活動や社員教育に投資することも可能になります。

企業の文化や価値観に合う人材を採用できる

自社のことを深く理解している社員は、「うちの会社には、こんな人が合うだろう」という肌感覚を持っています。社員というフィルターを通して紹介される人材は、企業の文化や価値観、働き方にフィットする可能性が非常に高いと言えます。これにより、入社後のミスマッチを大幅に減らす効果が期待できます。

採用後の定着率が高く、離職率が低い

紹介する社員は、候補者である友人・知人に対して、企業のリアルな情報(仕事のやりがい、大変なこと、職場の雰囲気など)を正直に伝える傾向があります。候補者は入社前に良い面も悪い面も理解した上で意思決定できるため、入社後のギャップが少なく、結果として定着率の向上に繋がります。

従業員エンゲージメントの向上に繋がる

社員が友人を紹介する際には、自社の事業内容やビジョン、働く環境の魅力を改めて自分の言葉で語る必要があります。このプロセスを通じて、社員は自社への理解を深め、帰属意識や貢献意欲が高まるという副次的な効果も報告されています。

リファラル採用の実際の成功事例

リファラル採用を実際に導入し、成功した事例はいくつかあります。

今回は、熊本県内に6つのクリニックを設け、九州最大級の人工透析治療機関として、人工透析を中心とした診療やサポート活動に取り組まれている「医療法人社団仁誠会」様の例を紹介します。

元々、看護師と介護福祉士の人材確保が難しく、採用に大きな課題を抱えていました。

また、従来より職員紹介(リファラル)制度は存在していたものの、紹介件数は少なく、職員からの協力体制が十分とは言えない状況が続いていたようです。

そこで新たに取り組み始めたのが「リファラル採用ツール『リファアルム』の導入」です。

掲示板/ニュース機能を活用し、リファラル関連の情報を全体へ発信することで社内への周知を行い、ツールを介した手軽な紹介フローにより活用のハードルも下がり、協力してくれる方が増えました。

その結果、過去5年と比較して、職員紹介数と採用決定数が約3倍に増加したとのことです。

ただリファラルの制度を作るだけでなく、形骸化しないためにツールを活用するなどの工夫が重要であることが実感できる事例です。

【関連】リファアルム導入後、紹介数と採用決定数が3倍に増加。人材紹介や求人サイト依存を脱却し、年間10名の採用を目指す(活用事例)

リファラル採用の効果を最大化させるためのポイント

では、どうすればリファラル採用の効果を最大限に引き出すにはどうしたら良いのでしょうか。成功している企業に共通するポイントをご紹介します。

目的とルールの明確化(制度設計)

まずは、なぜリファラル採用を行うのかという目的を明確にし、具体的なルールを策定します。

  • 対象職種
    全ての職種か、特定の職種か
  • 紹介フロー
    誰に、どのように紹介するのか
  • インセンティブ
    いつ、誰に、何を、どのくらい支払うのか
  • 禁止事項
    強引な紹介の禁止など これらのルールを明文化し、全社員がいつでも確認できるように周知することが重要です。

【関連】リファラル採用の制度設計とは?成功に導く運用のコツ

経営層が率先し、全社で取り組む文化を醸成する

リファラル採用は人事部だけの仕事ではありません。経営層が自らその重要性を語り、積極的に人脈を紹介するなど、率先して取り組む姿勢を見せることが不可欠です。「会社全体で良い仲間を探そう」という文化を醸成することが、成功への一番の近道です。

「紹介したくなる」情報提供を徹底する

社員が友人・知人に自社の魅力を伝えやすいよう、会社側が情報提供をサポートすることも大切です。

  • 募集ポジションの仕事内容や求める人物像を分かりやすくまとめた資料
  • 会社のビジョンやカルチャーが伝わる紹介用動画
  • 社員がSNSなどで気軽にシェアできる求人情報 こうした「武器」を用意することで、紹介のハードルは格段に下がります。

【関連】リファラル採用の社内告知のやり方とは?成功に導く進め方と3つのコツ

公平で納得感のあるインセンティブを用意する

社員の協力意欲を高めるインセンティブは重要です。紹介した人材の採用が決定したら報酬を支払うのが一般的ですが、金額だけでなく、その内容も工夫の余地があります。

  • 金銭的報酬
    職種や役職に応じて数万円~数十万円
  • 非金銭的報酬
    特別休暇、食事券、ギフトカード、社内表彰など 感謝の気持ちを伝えることが最も重要であり、金銭以外の報酬も効果的です。

【関連】リファラル採用の報酬制度とは?金額の相場から制度設計のコツまで解説


定期的な効果測定と改善を行う

制度を導入して終わりではなく、定期的に効果を測定し、改善していくことが欠かせません。

  • 社員への認知度
  • 紹介数、応募数、採用決定数
  • どの部署から多くの紹介が出ているか これらのデータを分析し、「なぜ紹介が進まないのか」「どうすればもっと協力してもらえるか」といった課題を洗い出し、制度のアップデートを続けていきましょう。

リファラル採用に特化したツールを活用する

近年、リファラル採用の運用を効率化・活性化させるための専用ツールやクラウドサービスが増えています。こうしたツールの活用は、成功の確率を大きく高めます。

前述の活用事例のようにツールを導入することで、社員は気軽に紹介することができ、人事担当者としても管理工数の削減を実現することができます。

アナログな運用では管理が難しく、形骸化しやすいリファラル採用も、ツールを活用することで制度として定着させやすくなります。

【関連】リファラル採用ツールおすすめ5選!メリットや選び方を徹底解説

おすすめのリファラル採用を支援するサービス「リファアルム」

リファアルムは、リファラル採用とアルムナイ採用を同時に支援するサービスです。採用は感覚的に行うものではなく、全従業員を巻き込み、「全社一丸」となって取り組むことが大切です。リファアルムを使うことにより、従業員のリファラル採用やアルムナイ採用に対する「前向きな姿勢」を引き出すことが可能です。

リファアルムを活用する具体的なメリットは下記の3つです。

1、従業員が「リファラル」「アルムナイ」に積極的に協力する、魅力的なカルチャーを形成できる。

2、創業以来のノウハウを活かし、「リファラル」「アルムナイ」だけではない採用活動全体の成功を支援。

3、協力してくれた従業員に対し、業界トップクラスのギフトラインナップで謝礼を提供。

「リファアルム」を活用してリファラル採用を推進しましょう

リファラル採用を成功させる鍵は、小手先のテクニックや豪華なインセンティブだけではありません。最も大切なのは、社員一人ひとりが自社に誇りを持ち、「この会社を大切な友人や知人に心から勧めたい」と思えるような、魅力的な組織づくりそのものにあります。

しかし、「リファラル採用の事例について、さらに詳しく知りたい」
「リファラル採用を始めたいが、何から手を付けたら良いか分からない」

といったお悩みをお持ちの採用担当者様も多いのではないでしょうか。

そのようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ弊社の「リファアルム」にご相談ください。

リファアルムサイト

ただツールを入れてもリファラル、アルムナイ採用が増えるとは限りません。

当社では経験豊富な採用コンサルタントが設計から運用までワンストップで支援します。

リファラル、アルムナイ採用成功のために必要なノウハウと実務支援、マネジメントをプロの人事チームが顧客の採用成功まで伴走します。

リファラル採用、そして採用活動全体でお困りのことがございましたら、まずはお気軽に下記よりお問い合わせください。

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