優秀な人材の特徴10選とは?面接で見抜く質問と採用するためのポイントを解説
「面接では良さそうに見えたのに、現場配属後はなかなか成果が出ない…」 「そもそも、当社が求めているような優秀な人材からの応募が来ない」
採用活動を行う中で、このような悩みを抱えている経営者様や人事担当者様は少なくありません。少子高齢化により労働人口が減少する現代において、「優秀な人材」の確保は企業の存続に関わる最重要課題です。
しかし、「優秀さ」とは一体何を指すのでしょうか?ここが曖昧なままでは、どれだけ多くの求職者と会っても、自社にフィットする人材を見つけ出すことは困難です。
本コラムでは、多くのハイパフォーマーに共通する「優秀な人材の特徴」を具体的に解説します。さらに、面接でそれを見抜く方法や、求人市場にはなかなか現れない優秀層へアプローチするための「攻めの採用手法」についてもご紹介します。
もくじ
「優秀な人材」とは?自社の定義が重要な理由
優秀な人材の特徴を解説する前に、一つ重要な前提をお伝えします。それは、「万人に共通する『優秀な人材』は存在しないが、『自社で活躍する優秀な人材』は明確に定義できる」ということです。
一般的に言われる「優秀」と「自社で活躍する」の違い
例えば、大企業で歯車の一部として正確無比に業務を遂行し評価されていた人が、カオスな環境下のベンチャー企業に入社して、同じように活躍できるとは限りません。逆もまた然りです。
「高学歴だから」「前職が有名企業だから」という理由だけで採用し、早期離職やミスマッチに繋がってしまうケースは後を絶ちません。重要なのは、一般的なスキルの高さだけでなく、自社のフェーズや企業文化(カルチャー)にフィットしているかという視点です。
コンピテンシー(行動特性)モデルの作成
自社にとっての「優秀」を定義するためにおすすめなのが、「コンピテンシー(行動特性)」の分析です。
自社で現在、高い成果を上げている社員(ハイパフォーマー)を思い浮かべてみてください。彼らはどのような行動を取っているでしょうか?「顧客の要望を先回りして把握している」「失敗してもすぐに次の案を実行している」など、具体的な行動事実を洗い出すことで、自社が求める「優秀さ」の輪郭が見えてきます。
優秀な人材に見られる特徴10選
自社定義が重要である一方、やはりどの組織でも成果を出しやすい優秀な人材には、共通する行動特性やマインドセットが存在します。ここでは、多くの優秀な人材に見られる特徴を3つのカテゴリー、計10個のポイントに分けて解説します。
スキルは後から身につきますが、マインドセットを変えるのは容易ではありません。そのため、優秀な人材かどうかを見極める最重要ポイントといえます。
1. 自責思考(当事者意識)がある
何か問題が起きた際、「環境が悪い」「上司の指示が悪い」と他人のせいにするのではなく、「自分に何ができたか」「次はどうすれば防げるか」と矢印を自分に向けて考えられます。この「オーナーシップ」を持っている人は、成長スピードが圧倒的に早いです。
2. 素直さがあり、フィードバックを吸収できる
自分の考えに固執せず、他者からのアドバイスを素直に受け入れられる柔軟性があります。優秀な人ほど、自分の未熟さを自覚しており、周囲からの意見を「成長の糧」として貪欲に吸収します。
3. アンラーニング(学習棄却)ができる
過去の成功体験に囚われず、新しい環境や時代の変化に合わせて、古いやり方を捨てることができます。変化の激しい現代において、最も重要な能力の一つと言えるでしょう。
4. メタ認知能力が高い
自分自身を客観的に見る力です。「自分は今、焦っているな」「この説明では相手に伝わっていないな」と、もう一人の自分で自分をモニタリングできるため、感情のコントロールや適切な振る舞いが可能です。
5. 「聴く力」が優れている
話が上手いことよりも、相手の話を深く聴く力(傾聴力)が重要です。相手の言葉の背景にある意図や感情を汲み取ることができるため、的確な提案や信頼関係の構築がスムーズに行えます。
6. 巻き込む力(リーダーシップ/フォロワーシップ)
役職に関わらず、目的達成のために周囲に働きかけ、協力を仰ぐことができます。時にはリーダーとして引っ張り、時にはフォロワーとしてリーダーを支える、状況に応じた立ち回りができます。
7. 相手目線での「翻訳」ができる
専門用語を並べ立てるのではなく、相手の知識レベルや立場に合わせて、分かりやすい言葉で伝えることができます。これは相手への配慮がある証拠でもあります。
8. 逆算思考で行動している
「とりあえずやる」のではなく、ゴール(目的)を明確にし、そこから逆算して「いつまでに」「何を」「どのレベルで」やるべきかを設計できます。
9. レスポンスと着手が早い
優秀な人材は「スピード」自体が価値であることを知っています。レスポンスが早いだけで信頼獲得に繋がりますし、早く着手することで、万が一の修正にも余裕を持って対応できます。
10. グリット(やり抜く力)がある
困難な壁にぶつかっても、安易に諦めません。粘り強く試行錯誤を繰り返し、最終的に成果を出すまでやり抜く執着心を持っています。
面接で優秀な人材を見抜くための質問例
上記のような特徴を持った優秀な人材を、限られた面接時間で見抜くにはどうすればよいでしょうか? ポイントは「過去の行動事実」と「思考プロセス」を深掘りすることです。
過去の行動を深掘りする(STAR法)
抽象的な「頑張りました」という話ではなく、具体的な行動を聞き出すフレームワーク「STAR」を活用しましょう。
S (Situation):どのような状況でしたか?
T (Task):どのような課題・役割がありましたか?
A (Action):その時、あなた自身は具体的にどのような行動を取りましたか?
R (Result):その結果、どうなりましたか?
- 「これまでに一番困難だった仕事について教えてください。その際、あなた自身は具体的にどのような工夫をしましたか?」
→ 自責思考、グリット、課題解決能力が見えます。 - 「周囲と意見が対立した時、どのように解決しましたか?」
→ 聴く力、巻き込む力、柔軟性が見えます。
行動の理由(Why)を掘り下げることで、その場しのぎの行動だったのか、再現性のある行動なのかを判断できます。
- 「なぜ、その方法を選んだのですか? 他の選択肢は検討しましたか?」
→ 逆算思考、論理的思考力が分かります。 - 「今振り返って、もしやり直せるとしたらどう改善しますか?」
→ メタ認知能力、学習意欲が見えます。
なぜ、優秀な人材は採用市場になかなか現れないのか?
ここまで優秀な人材の特徴と見抜き方を解説してきましたが、ここで残酷な現実をお伝えしなければなりません。 本当に優秀な人材は、求人サイトや人材紹介のデータベースにはほとんど存在しません。
優秀な人材ほど「転職潜在層」である
現職で高く評価されている優秀な人材は、給与や待遇にもある程度満足しており、人間関係も良好なケースが多いです。そのため、積極的に「転職したい」とは考えておらず、求人サイトを見る習慣もありません。彼らは「転職潜在層」と呼ばれます。
待ちの姿勢(求人掲載)だけでは出会えない
求人媒体に広告を出し、応募を待つという従来の手法(公募)は、あくまで「今すぐ転職したい人(顕在層)」を対象としたものです。 もちろん顕在層の中にも優秀な人材はいますが、競合他社との激しい奪い合いになります。一方で、市場に出てこない「潜在層」には、ブルーオーシャンが広がっています。
本当に欲しい人材を獲得するためには、「待ち」ではなく「攻め」のアプローチが必要です。
優秀な人材を確実に採用するための「つながり」活用術
では、市場に出てこない優秀な人材にアプローチするにはどうすればよいのでしょうか? 最も有効なのが、人と人との「つながり」を活用した採用手法です。
1. 信頼関係ベースの「リファラル採用」
リファラル採用とは、自社の社員に知人や友人を紹介してもらう手法です。 社員は自社のカルチャーと友人の人柄の両方を知っているため、「この人ならうちの会社に合うだろう」という一次スクリーニングが済んでいる状態といえます。
- メリット:カルチャーマッチした人材と出会える確率が高い。定着率が高い。採用コストが抑えられる。
- 優秀な人材へのアプローチ:社員が「一緒に働きたい」と思う優秀な友人に直接声をかけるため、転職市場に出ていない層にもアプローチできます。
【関連】リファラル採用のメリット7選!デメリットや成功のコツも徹底解説
2. 即戦力として期待できる「アルムナイ採用」
アルムナイ(Alumni)とは「卒業生」を意味し、退職した元社員を再雇用する手法です。 一度は外の世界を見た上で「やはりこの会社が良い」と戻ってくる人材は、ロイヤリティが非常に高く、即戦力としての活躍が約束されています。
- メリット:自社の業務や文化を理解しているため教育コストが不要。他社で培った新たなスキルや視点を持ち帰ってくれる。
- 優秀な人材へのアプローチ:退職時に関係を良好に保っておくことで、タイミングが来た時に声をかけることができます。
【関連】今、注目すべき「アルムナイ採用」5つのメリットと成功の秘訣
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リファアルムは、リファラル採用とアルムナイ採用を同時に支援するサービスです。採用は感覚的に行うものではなく、全従業員を巻き込み、「全社一丸」となって取り組むことが大切です。「リファアルム」を使うことにより、従業員のリファラル採用やアルムナイ採用に対する「前向きな姿勢」を引き出すことが可能です。
1、従業員が「リファラル」「アルムナイ」に積極的に協力する、魅力的なカルチャーを形成できる。
2、創業以来のノウハウを活かし、「リファラル」「アルムナイ」だけではない採用活動全体の成功を支援。
3、協力してくれた従業員に対し、業界トップクラスのギフトラインナップで謝礼を提供。
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優秀な人材の特徴は、スキルだけでなく「自責思考」や「素直さ」「逆算思考」といったマインドや行動特性に強く表れます。
そして、何より重要なのは、優秀な人材は待っていても来ないという事実を知ることです。求人サイトの中だけで探すのではなく、リファラル採用やアルムナイ採用といった「つながり」を活かした手法を取り入れ、転職潜在層へアプローチしていくことが、採用成功への最短ルートとなります。
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