採用における社内広報とは?リファラル採用を成功させる効果的な手法とポイント

採用における社内広報とは?リファラル採用を成功させる効果的な手法とポイント

「求人媒体に掲載しても、なかなか応募が来ない」 「せっかく内定を出しても、辞退されてしまう」 「採用コストばかりが嵩み、現場の疲弊も限界に来ている」

現在、多くの企業の経営者様や人事担当者様が、このような深い悩みを抱えていらっしゃいます。 

しかし実は、採用成功の鍵を握る最強のパートナーは、すでに社内にいる「既存社員」です。そして、その社員たちの力を引き出し、採用力に変えるエンジンこそが「採用視点の社内広報」なのです。

本コラムでは、なぜ今、採用活動に社内広報が不可欠なのか、その理由と、リファラル採用(社員紹介採用)へつなげるための具体的なステップについて解説します。

採用における「社内広報」とは何か?

一般的に「社内広報」と聞くと、社内報でのトップメッセージの発信や、新入社員紹介、福利厚生の周知といった「事務的な情報共有」をイメージされるかもしれません。

しかし、採用活動における社内広報は、その目的が少し異なります。 一言で言えば、「社員に対し、自社の魅力や採用の重要性をマーケティングすること」です。

顧客に対して自社商品をアピールするのと同じように、社員に対して「うちの会社はこんないい会社だ」「今、こんな仲間を求めている」とアピールし、理解と共感を得る活動を指します。

その目的は大きく分けて2つあります。

  1. エンゲージメントの向上
    社員が自社のビジョンや価値観に共感し、「この会社で働いていてよかった」と思える状態(ファン化)を作ること。
  2. 社員のリクルーター化
    自社の魅力を正しく理解し、友人や知人に「うちの会社、いいよ」と自然に勧めたくなる状態を作ること。

つまり、採用における社内広報とは、単なるお知らせではなく、「社員全員を採用担当者にするための土壌づくり」と言えるでしょう。

なぜ今、採用活動に「社内広報」が必要なのか

では、なぜ今、多くの企業が「採用のための社内広報」に力を入れ始めているのでしょうか。背景には、労働市場の構造的な変化があります。

1. 労働人口の減少と採用競争の激化

少子高齢化に伴い、労働人口は減少の一途をたどっています。従来の「求人広告を出せば人が来る」という時代は終わりを告げました。 優秀な人材の争奪戦が激化する中、人事担当者数名だけで採用活動を行うには限界があります。現場の社員も巻き込んだ「スクラム採用(全社採用)」へと体制をシフトしなければ、企業の成長に必要な人材を確保することは難しくなっています。

2. リファラル採用・アルムナイ採用の重要性が増大

求職者は、企業が発信する「広告」よりも、実際に働いている知人からの「生の声」を信頼する傾向にあります。そのため、リファラル採用(社員紹介)やアルムナイ採用(退職者の再雇用)といった手法が注目されています。 しかし、社員自身が会社に満足していなければ(エンゲージメントが低ければ)、友人を誘うことはありません。「リファラル採用制度を作ったけれど、誰も紹介してくれない」という失敗の多くは、この「社内広報によるファン化」の工程が抜け落ちていることが原因です。

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3. ミスマッチによる早期離職の防止

社内広報が行き届いている企業では、社員が「自社が目指す方向性」や「求める人物像」を正しく理解しています。 そのため、リファラル採用においても、自社のカルチャーにマッチした人材を紹介してくれる確率が高まります。結果として、入社後のミスマッチが減り、早期離職の防止にもつながるのです。

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効果的な採用活動における社内広報の具体的内容

「社内広報が重要なのはわかったけれど、具体的に何を伝えればいいの?」 そう思われる担当者様も多いでしょう。ここでは、採用(特にリファラル採用)につながりやすい、効果的な3つのコンテンツをご紹介します。

1. 経営理念・ビジョンの浸透(Why)

社員が友人に対して自社を語る際、最も熱量が乗るのは「この会社がどこに向かっているか」という未来の話です。 売上目標などの数字だけでなく、「なぜ(Why)私たちはこの事業を行うのか」「どんな社会を実現したいのか」というストーリーを繰り返し発信しましょう。創業ストーリーや経営者の想いを届けることで、社員の帰属意識が高まります。

2. 活躍している社員のインタビュー(Who)

「どんな人が評価され、活躍しているのか」を可視化することは非常に重要です。 活躍社員のインタビュー記事などを通じてロールモデルを提示することで、既存社員のモチベーションアップになるだけでなく、「あ、そういえば大学時代の友人の〇〇君は、こういうタイプだな」と、紹介したい人物の顔が思い浮かびやすくなります。

3. 採用情報のオープン化(What/How)

意外に見落とされがちなのが、「今、どんな職種を募集しているか」という具体的な情報です。 「いい人がいたら紹介して」と経営者が言っても、社員は「営業職なのか、エンジニアなのか」「未経験でもいいのか」が分からなければ動きようがありません。 「現在、〇〇事業拡大のため、法人営業の経験者を2名募集しています。必須スキルは~」といった具体的な求人要件(Job Description)を、社内広報で噛み砕いて伝えることが大切です。

社内広報をリファラル採用につなげる3つのステップ

社内広報を通じて社員の心を掴み、実際に紹介行動を起こしてもらうためには、段階的なアプローチが必要です。

1.知る(情報の共有)

まずは、会社の現状や募集情報を「知ってもらう」ことから始めます。 社内報(紙・Web)、チャットツール、朝礼、全社総会など、あらゆるタッチポイントを活用しましょう。重要なのは「情報の透明性」です。良いニュースだけでなく、課題も含めて共有することで、社員に「自分ごと」として捉えてもらえるようになります。

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2.共感・行動する(心理的ハードルの除去)

情報を知っていても、「紹介して選考に落ちたら気まずい」「人事の仕事を手伝わされていると思われたくない」という心理的ハードルがあると、社員は動きません。 ここで社内広報が果たすべき役割は、「紹介しやすい雰囲気づくり」です。 例えば、リファラル採用で入社した社員と紹介した社員のエピソードを紹介したり、「紹介してくれてありがとう」という称賛のメッセージを全社に発信したりすることで、「紹介することは会社への貢献であり、素晴らしいことだ」という文化を醸成します。

3.継続する(仕組み化)

社内広報やリファラル採用は、一過性のイベントで終わらせてはいけません。 定期的な発信を続けるとともに、紹介してくれた社員へのインセンティブ制度や、手軽に紹介できるツールの導入など、活動を継続するための「仕組み」を整えることが重要です。

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社内広報の負担を減らし、成果を出すならツールの活用を

ここまでお伝えした通り、採用における社内広報は非常に効果的ですが、一方で人事担当者様にとっては「運用工数」が大きな課題となります。

「毎月社内報を作る時間がない」 「メールで送っても、読まれているのか分からない」 「誰が協力的なのか可視化できない」

このような課題を解決し、社内広報からリファラル採用までの流れをシームレスにつなぐのが、リファラル採用ツールの活用です。

アナログな社内広報(紙の社内報や一斉メール)は、一方的な発信になりがちで、効果測定も困難です。しかし、専用のツールを活用すれば、以下のようなことが可能になります。

  • 情報発信の効率化:Webやアプリで手軽に記事を配信・閲覧できる。
  • エンゲージメントの可視化:記事への「いいね」やコメント機能で、社員の反応や温度感がわかる。
  • 称賛文化の醸成:サンクスカード機能などで、社員同士が褒め合う文化を作れる。
  • 紹介のハードルを下げる:求人情報のシェアや友人の紹介が、スマホひとつで簡単に完結する。

会社の理念浸透から、日々の称賛、そして採用情報の周知から紹介までを一元管理することで、人事担当者様の負担を最小限に抑えながら、社員を巻き込んだ採用活動を実現します。

【関連】リファラル採用ツールおすすめ5選!メリットや選び方を徹底解説

おすすめのリファラル採用・アルムナイ採用を支援するサービス「リファアルム」

リファアルムは、リファラル採用とアルムナイ採用を同時に支援するサービスです。採用は感覚的に行うものではなく、全従業員を巻き込み、「全社一丸」となって取り組むことが大切です。「リファアルム」を使うことにより、従業員のリファラル採用やアルムナイ採用に対する「前向きな姿勢」を引き出すことが可能です。

1、従業員が「リファラル」「アルムナイ」に積極的に協力する、魅力的なカルチャーを形成できる。
2、創業以来のノウハウを活かし、「リファラル」「アルムナイ」だけではない採用活動全体の成功を支援。
3、協力してくれた従業員に対し、業界トップクラスのギフトラインナップで謝礼を提供。

リファラル採用・アルムナイ採用でお困りの企業様は、「リファアルム」にお問い合わせください

採用における社内広報は、決して遠回りな施策ではありません。企業の足腰を強くし、永続的に人材を採用し続けるための「投資」です。
社員が自社のことを深く知り、愛し、誇りを持って語れるようになると、結果として採用コストの削減や、定着率の高い人材の確保につながります。

「採用がうまくいかない」と悩んでいる今こそ、一度立ち止まり、社内の仲間に向けたメッセージを見直してみませんか? 

「採用広報やリファラル採用について、専門家のアドバイスが欲しい」
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といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひ弊社の「リファアルム」にご相談ください。

ただツールを入れてもリファラル、アルムナイ採用が増えるとは限りません。

当社では経験豊富な採用コンサルタントが設計から運用までワンストップで支援します。
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