
採用活動における「ペルソナ」設定とは?
2020.09.17
こんにちは。TakeActionの長見です。
本日より貴社の新卒採用に役立つ情報を週に1度お届けさせていただきます。
第一回目の今日は採用活動に必須の「ペルソナ設定」についてお伝え致します。
▼そもそも「ペルソナ」とは?
「ペルソナ」とは、商品やサービスを利用する典型的なユーザー像のことで、主にマーケティングおいて使われる概念です。
それに対して、採用活動における「ペルソナ」とは、自社が採用したい人物像のことを指し示す言葉となります。
類義語である「ターゲット」とは、人物像を設定する際の細かさ・深さといった点が「ペルソナ」とは大きく異なっているのが特徴です。
具体例で見ると下記のようなものになります。
この図のように、設定を絞り込んで1人の人物像を趣味や価値観、行動特性なども含めて詳細に設定するのが「ペルソナ」です。
▼「ペルソナ」を設定するメリット
「ペルソナ」を設定して採用活動を行うことには以下のようなメリットがあります。
★ミスマッチ採用を防ぐ
自社が求める人物像を明確にするため、早期離職の抑止にも繋がります。
また、「ペルソナ」設定をする際、経営側・現場側の双方の視点を盛り込むことで、両者の採用したい人物像へのズレを認識できるようになります。
なるべくズレの少ない人物像を設定することにより、経営的にも現場的にも満足できる人材を採用できるようになり、結果としてミスマッチを減らすことができるのです。
★採用戦略が立てやすくなる
ある特定の人物を想定するため、その人物との接点の持ち方・有効的な手段・求めているであろう情報、などがイメージでき採用戦略が立てやすくなります。
採用手法が多様化し、複数の手法を組み合わせて採用活動を行うことが多い現在、求める人物像に合わせた採用手法や情報発信の仕方を考えることが採用成功への近道となるのです。
★求職者視点が持ちやすくなる
「企業がアピールしたい情報」と「求職者の求める情報」は必ずしも一致するとは限りません。
採用成功するためには「求職者が求めている情報」を発信する必要があります。
「ペルソナ」より具体的に設定することで、その人の状況や境遇、課題などがイメージしやすくなり、「その人物が求めているであろう情報」を求職者視点で考えられるようになるのです。
性別や年齢といった「ターゲット」を決めたとしても、経営層や現場がイメージしていた人材像と人事部でイメージする人材像に違いが出てしまうと、入社後のミスマッチによる早期離職に繋がりかねません。これまで採用・育成に投じてきた時間やコストも無駄になってしまいます。
これらのようなことを防ぐためにも、経営層や現場が求める人材と、採用担当がイメージする人材とのズレを無くす「ペルソナ」設定を行い採用活動を行っていきましょう。
次回は、「ペルソナ」設定の具体的なやり方に関してお届け致します。
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