売上100億円の急成長を支えた エンゲージメントアップの施策
コミュニケーションの活性化により売上100億円の成果
当社は設立11年で、売上100億円を超える成長を遂げることができましたが、その急成長の中で企業理念や会社のビジョン、方向性が薄まらないように、理念共有の場といて大切にしてきたのが、社内表彰式のコプロアワードです。
コプロアワードは、今から8年ほど前にTake Actionさんから進められ、3か月に1回や半年に1回社内イベントとして開催し、従業員満足や従業員のモチベーションアップを目的として実施しています。
コプロアワードは全国の支店が1か所に集まり、日々の成果を上げた社員を表彰する社内イベントなのですが、今までは営業社員しか表彰されることがありませんでした。
ただ、事務職の社員やバックオフィスの社員にもスポットライトを当てたいということで、理念やクレドをオリジナルのコインに落とし込み、日々賞賛し合うTHANKSGIFTを導入し、日ごろの感謝を贈り合うコミュニケーション環境を作りました。
それによって、支店同士の社内コミュニケーションが活性化し、事務職の定着率も大幅にアップし、離職率低減に繋がりました。
また事務職は女性が大半なのですが、もちろん現在の働き方改革を意識した育児休業、有休消化、時短勤務などの福利厚生の充実、労働環境の整備は重要です。
ただ、私は精神的報酬(インセンティブ)として、日々の行った業務に対しての感謝や賞賛は更に大切だと思っています。
精神的報酬(インセンティブ)によってモチベーションや働くロイヤリティが確実にアップすると考えておりますので、そういった意味でいうとTHANKSGIFTという社内SNSを導入したことはとても良かったと思っています。
HRクラウドがもたらすエンゲージメント向上
THANKSGIFT導入の効果として大きく2つ感じています。1つは弊社は建設業界に特化した人材派遣ビジネスを行っているのですが、建設会社やゼネコンで働いてくれている技術者の方は、当社の社員でありながら、直行直帰であったりして、コプロとの接点も多くないことから、会社の愛社精神やロイヤリティが低下するという問題点がありました。
それもTHANKSGIFTを導入によって、事務職の社員から給与日の際に感謝の気持ちを贈ったり、コミュニケーションを増やすことで、技術職の社員のエンゲージメントも向上したと実感しています。元々は技術者の方は感謝をもらう側、(獲得)だけで良いと思っていたのですが、積極的に本部の社員にも感謝の言葉を贈ってくれる技術者も増えてきて、本部社員と技術社員を繋ぐ良き社内コミュニケーションツールになっていることは間違いありません。
2つ目は、企業文化の醸成です。弊社では常日頃から人間力を全員で高めていこうということを投げかけ、感謝の精神を大切にしています。
そういった経営層から発信するクレドや行動指針が、分かりやすく落とし込んだオリジナルコインによって企業理念やクレドがより伝わりやすくなりました。
またその企業理念やクレドの実践が朝の唱和だったり理念研修といった固い形式ばったものではなく、日々の感謝を贈り合う仕事の中で、企業理念やクレドが浸透していくというのはとても自然で良かったと感じています。